目次
1 日本の優れた土木技術も歯が立たない?!
2 「草木トンネル」経由で「兵越峠」へ
3 国道未開通エリアの「秘境」
4 岩盤が脆くトンネルが掘れない!「青崩峠」
5 まだまだ楽しい「酷道ツーリング」
1 日本の優れた土木技術も歯が立たない?!

一般国道「国道152号線」
かつての「杖突街道」と
「塩の道」として東海から信州へ
塩を運搬した「秋葉街道」に沿った国道です
「青崩峠(あおくずれとうげ)」と
「地蔵峠」の2箇所に車両交通不能区間があり
それらを迂回するための幅員の狭い
「酷道」分部を通過しなければならず
大型車が一気通貫で通行することが
不可能な国道となっています
並走する「三遠南信自動車道」が
一部供用されていますが
こちらもとぎれとぎれの供用で
いつ完成することやらという感じ
さっきまで、林道を走っていたと思ったら
高速道路級の「三遠南信自動車道」がいきなり
山の中に出現するのにも驚かされたりします
「地蔵峠」と「青崩峠」は、中央構造線の
地盤が脆く崩れやすい部分に位置しており
トンネルを掘ることが大変難しい場所なのだとか
そのため、原状でも
未開通区間が存在するのであります
私は「日本の土木技術はすばらしい」と
常々思っているのですが
そんな技術をもつ我が国の道路でも
まだこんなところも存在しているのですね
青崩峠を迂回するため
過去に、東側の兵越峠(ひょうごしとうげ)の下を
通過するルートが設定されたことがありました
その時に152号線から大きく東へカーブを描く
「草木トンネル」が建設されました
しかし、その後、兵越峠の地盤の脆弱性も判明し
結局、現在の青崩峠西側を通るルートに
変更されたのだとか
この「草木トンネル」を通って
東側に隣接する兵越林道を
使用することにより
迂回することが可能となっております
「青崩峠」の東側に隣接する
「兵越峠」を通過する兵越林道を通って
静岡県側から長野県側まで
「酷道峠越え」をしてみようと思います。
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