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(写真:水上バスのカラーリングはレゴブロックをモチーフとしています)

 

 名古屋駅近くにありながら、目の前には水辺が広がり、緑豊かな新しい街「ささしまライブ」。

以前は、国鉄などの車両基地、操車場があり、中川運河で名古屋港から運ばれてきた貨物を貨車に積載するなどされていた場所です。名古屋駅の南側に位置し、現在再開発が進んでいます。

 このささしまライブ地区は、名古屋港の港湾施設である中川運河の最奥部「堀止」にあり、現在、この地区と、名古屋港水族館があるガーデンふ頭などを結ぶ航路「クルーズ名古屋」が運行されております。ガーデンふ頭から「トリトンライン」に乗り継げば、レゴランド、リニア鉄道館がある金城ふ頭などにも行くことができます。(一部、金城ふ頭への直通便もあります。)

 平成302月3日の土曜日、天気も良かったのでこの「クルーズ名古屋」に乗船して中川運河の堀止から名古屋港のガーデンふ頭までの水上バスの旅を楽しんで参りました。
 
 「船窓から見ることのできる景色を詳しくご紹介したいと思います!」

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▲①名古屋駅からは歩いても行ける距離ですが「あおなみ線」で「ささしまライブ」へ向かいます。

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▲②1駅だけの電車旅を終え「ささしまライブ」駅にて下車

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▲③駅を出ると、JRや近鉄の線路をくぐり、同地区と
名古屋駅西とを地下で結ぶ道路「椿町線」の建設現場を見ることができます

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駅前は再開発が進む「グローバルゲート」を含む「ささしまライブ」

奥に見える水面が中川運河の堀止です。

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▲⑤堀止では、近くの露橋水処理センターから運ばれてきた高度処理水でせせらぎが作られています。

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▲⑥クルーズ名古屋の乗船券売り場

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▲⑦堀止には児童公園も整備されていました。

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▲⑧名古屋港ガーデンふ頭までのチケットをゲット(900円)。

沿線の案内と名古屋港と中川運河内部を結ぶパナマ式閘門「中川通船門」についての解説が書かれたパンフレットもいただけます。

 港湾施設である中川運河は、水位を一定に保つために「水の階段」とも言われる「パナマ式閘門」である中川通船門にて名古屋港と結ばれているのです。次回の記事で、通船門通過の模様をお伝えします。

【中川通船門水位調整の仕組み(名古屋港管理組合)】

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▲⑨運河堀止の水質浄化のために、曝気装置が設置されていました。


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▲⑩乗船場所の護岸は、中川運河建設当初から使用されていた、服部人造石が顔をのぞかせている部分もあります。

人造石とは、いわゆる、土間などに使用されていた、左官屋の「たたき」の技術を改良したもので、三和土を水で練ったものを石の間に詰めて護岸等の築造に使われていたものです。

この工法は、明治期から昭和初期までの東海地方で築造された護岸などで良く見られ、大正期に建設が開始され、昭和7年に全線が開通した中川運河でもいまだに現役で、あちこちに残存している土木遺構です。

 

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▲⑪水上バスの内部。外見はレゴを思わせるカラーリングですが、内装は漆調の純和風なイメージです。

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▲⑫座布団も純和風。

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▲⑬水上バス乗船場案内(パンフレット)本日はA「ささしまライブ」からC「ガーデンふ頭」までの約50分の船旅となります。

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▲⑭さぁ!いよいよ出港です。

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▲⑮1つめの橋、「運河橋」をくぐります。このあたりの川幅は大変狭くなっています。古い護岸が崩れるのを防ぐため、護岸を前出しして補強しているとのことです。ここは、将来プロムナードになって、人々が歩くことができるようになるのだとか。

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▲⑯「猿子橋」の近くではカワセミが見られるとのことです。2つがい程、生息しているとのことです。

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▲⑰運よくカワセミの姿を見ることができました。
綺麗に撮れませんでしたが、こんな都心でもカワセミが生息しているんですね。

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▲⑱古い倉庫は、運河側に扉が付いていて、以前は運河から貨物を出し入れしていたことが偲ばれます。

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▲⑲「露橋水処理センター」ここで処理された下水が「高度処理水」として堀止のせせらぎで使われています。

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▲⑳堀川と中川運河を結んでいた東支線が奥に見えます。

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▲㉑中川運河の「幹線」と「東支線」、「北支線」が交差するところにある「小栗橋」

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▲㉒「小栗橋」近くの岡谷鋼機の倉庫。若手芸術家たちの発表の場にもなっています。

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▲㉓運河のあちこちでは「鵜」の姿をみることができます。

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▲㉔いまだに残されている服部人造石護岸

 運河は港湾法上の港湾施設(臨港交通施設)に該当します。
 中川運河も、名古屋港の港湾施設の扱いとなるため、沿線は、都市計画法上の「臨港地区」に指定されており、通常、倉庫等の港湾に関わる施設以外は立地することができませんでした。運河の両サイドは名古屋港の一部なのです。

 しかし、近年は船舶による貨物の運搬は激減しており、パイロット事業として「市民に親しまれる施設」が誘致されることとなりました。

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▲㉕「市民に親しまれる施設」として誘致された「コーヒーショップ」窓辺からは運河を眺めることができるようになっています。運河側に降りられる階段も設置されていますね。
 通常立地できなかったこうした、施設も特別に許可がされ、立地するようになってきたのです。
 こうして、少しづつ、運河の様子がこれから変わっていくのではないかと思います。

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▲㉖運河沿線の古い倉庫群もなかなか見ごたえがあります。

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▲㉗大きな倉庫もあります。以前は壁にクレーンも設置されていたようですが、物流は船からトラックに取って代わられたため、いまは撤去されてしまっているようです。

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▲㉘燃料関連の貨物は唯一水運で運ばれています。こうした、タンクには小型タンカーで運ばれた燃料が貯蔵されています。

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▲㉙国道1号の「昭和橋」

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▲㉚「大阪玉造」の倉庫にはまだクレーンが据えつけられていましたが、現在では使用されていないようですね。

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▲㉛
温浴総合施設「キャナルリゾート」。ココも乗船場所になっていますが、この日は、ここで乗下船する人はいなかったので寄港せずに通過しました。

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▲㉜「玉川橋」と「南郊運河(中川運河の支線)」

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▲㉝別の水上バスとすれ違いました

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▲㉞ここにも、パイロット事業で誘致された「コンビニ」、「薬局」、「回転寿司」が立地しています。少しづつ、中川運河の姿が変わってきているんですね。

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▲㉟「港北運河(中川運河の支線)」の奥では現在「ららぽーと名古屋港明」を擁する「みなとアクルス」が急ピッチで建設されています。「みなとアクルス」の中川運河側はスポーツ関連施設があり、既に、スケートリンクやゴルフの練習場が営業をしています。

 「ららぽーと」のオープンは2018年秋の予定でとのこと。第2期開発では子供たちが遊びながら仕事体験ができる「キッザニア」なども入居するそうです。
 楽しみですね~♬

 ゴルフ練習場のネットの手前に見えるネットは「バッティングセンター」です。パイロット事業として、中川運河に誘致された「市民に親しまれる施設」です。


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▲㊱「いろは橋」

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▲㊲「いろは橋」のたもとには「名古屋港漕艇センター」があります。運がよければ、水上バスから、漕艇の練習風景を見ることができますよ。

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▲㊳「名古屋市交通局名港工場」。地下鉄の点検整備、修理、改造が行われるところです。

【次回はいよいよ名古屋港へ出るために中川通船門を通過します】



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