1 天岩戸が ご神体 戸隠山になった
(写真:「戸隠神社」奥社への道中には巨大な杉並木があります)
戸隠神社は長野県長野市北西部の
戸隠山周辺に、五つの社を配する神社です
現在の奥社の創建が孝元天皇5年(紀元前210年!)とも
言われていますが九頭龍社の創建はこの奥社よりも
さらに古いとされています
伝承では、この地の地主神である九頭龍大神が
天手力雄命を迎え入れたといわれているのであります
縁起によれば、飯縄山に登った「学問」という僧が
発見した奥社の地で最初に修験を始めたのが
嘉祥2年(849年)とされています
『日本書紀』の天武紀には
684年三野王(美努王)を
信濃に派遣して地図を作らせ
翌685年に朝臣3人を派遣して仮の宮を造らせ
691年に持統天皇が使者を遣わし
信濃の国の須波、水内などの神を祭らせたと
されていて、この水内の神が戸隠神社とする説もあるのだとか
御神体でもある「戸隠山」は天照大神が籠っていた
「天の岩戸」を天手力雄命が投げ飛ばしたとき
その一部が飛んできて山になったことから
この名が付けられたのだとか
2 早起きして「戸隠神社」へ
早起きしてペンションを後にします
新緑の中を登る朝日が美しい
「早起きは三文の得」でありますな
昨晩の大雨が嘘のように晴れ渡りました
五社の一つ「宝光社」
3 奥社への道のりは軽ハイク
五社の一つ「中社」
ここはバイクでも行けます
祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)
天照大神が天岩戸に隠れたとき岩戸神楽(太々神楽)を創案
岩戸を開くきっかけを作ったとされる神様です
芸術に秀でて頭がいい神様ですねぇ
奥の巨大な杉の木は樹齢約900年の三本杉の一つで
「天然記念物」に指定されています
奥社は山の上にあります
山道を歩いてアクセスするしか方法はありません
当然バイクではいけませんので
駐車場にバイクを停めて歩くことになります
バイク専用の入り口があります
駐車場
屋根付き駐車場です
駐車料金は300円
朝早かったので係員の方がいませんでしたが
帰りに料金をお納めすればOKです
さて奥社へのハイキング開始であります
舗装されていない参道ですし
後半は山登りになりますので
少なくとも運動靴でお参りしてください
できればトレッキングシューズなどが
良いと思います
私もブーツ兼用のトレッキングシューズで参ります
4 参道には年月を経た巨大な杉並木
奥社参道は一般車両の進入はできませんので
奥社・九頭龍社へは徒歩での参拝となります
【参道入り口~随神門】
(ほぼ中間点)までは
緩やかな上り坂(ほぼ平坦)で約15分
【随神門~奥社】
杉並木を抜けると
だんだん勾配がきつくなります
最後は自然石混じりの石段を登ります
約20分~25分かかります
後半は結構キツいと思う人も
いるかもしれません
体力や体調によっても
かわると思いますが
途中の景色や参道の雰囲気を
ゆっくり楽しむためにも
1時間~2時間はみておくと良いです
参道入り口
参道の入り口にある
『大鳥居』
参道の脇を綺麗な水が流れます
あちこちに「この看板」も
クマよけの鈴を
ぶら下げている方もおられました
参道途中に赤い「随神門(山門)」があります
人の大きさと比べると
その巨大さが伝わると思います
ひぐらしの声が静かに響く参道です
5 天岩戸をこじ開けた天手力雄命をお祀りする「奥社」
平坦だった参道も
少しづつ坂道になってきます
次第に傾斜が上がっていき
後半は自然石を積んだ急な階段となります
『手水舎』
『九頭竜社』
祭神は「九頭龍大神」
奥社のすぐ下にあり境内社のようになっていますが
創建は奥社より古くその時期は明らかではありません
最後の階段を登り
『奥社』へと向かいます
「奥社」手前には大きな岩が
『奥社』
祭神は天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)
天照大神が隠れた天岩戸を
こじ開けた大力の神様であります。
神話では天手力雄命が
投げ飛ばした天岩戸が現在の戸隠山だそうな
『またいつか参拝いたしたいと思います』
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