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(写真:落差100メートル以上!層雲峡の2大瀑布を訪問)

 北海道ツーリング最終日となります8日目の朝は、昨晩大雨に降られ、「這う這うの体」で転がり込んだ北見のホテル「バルコン」さんからのスタートです。

 目が覚めると、昨日とはうって変わっての晴天!

北海道最終日を飾るのにふさわしい天候となってくれました!

あ~しかし、もう最終日か~「旅が終わってしまう~(涙)」


 いや、泣いている場合ではない!今日一日をしっかりと楽しみましょう。


 本日は、北海道のド真ん中「大雪山国立公園」へ行き、奥深い北の大自然を満喫しようと思います!

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▲①北見から国道39号を走り石北峠を超え北海道のど真ん中へ向かいます。


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▲②まずは自然の山の岩肌が美しい大雪山国定公園「層雲峡」へ。


 岩肌が露出した山々に霧がすこしかかっている感じが良かったです。

ここ「層雲峡」には、落差100メートルを超える二つの大滝「銀河の滝」と「流星の滝」があります。


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▲③銀河の滝


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流星の滝
 二つの大きな滝が並んでいて壮観な景色です。

 なかなかの大迫力瀑布でありました。

 これはオススメですよ!
 早朝で人が少なかったのも良かったですね。

早起きした甲斐がありました。

 

次は国道273号をはしり、大雪湖畔を抜け、「三国峠」へと向かいます。

 この「三国峠」は北海道内最高所の峠で、ライダーたちがたくさん訪れる北海道ツーリングの聖地でもあります。


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▲⑤峠付近の
トンネルを抜けると目の前には緑が目にまぶしい「三国峠」からの大自然が広がってまいりました。


 本当にダイナミックでドラマティックなツーリングコースであります。そして、素晴らしい景色なのであります。


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(パノラマ写真:写真クリックで拡大します)


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▲⑥「三国峠」からの眺め。目の前の大きな緑の森には人口的なものが見えない状況。


 まさに北海道の大自然のど真ん中を体感できる場所なのです。


 さて、この地域は、旧国鉄士幌線の鉄道遺構があちこちに残されていることでも有名な場所であります。


 まずは「幌加駅」跡へと参りましょう。


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▲⑦国道273号沿いの駐車場にバイクを停めてしばらく歩くと「幌加駅」跡があります。
 なんとなくノスタルジックな気持ちになるのはなぜでしょうか。

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▲⑧線路も少しだけ残されていました。ボランティアの方が説明をしてくれます。

 線路の切り替えも体験。

 むかしはこうして国鉄の「ぽっぽ屋」さん達が線路を切り替えていたのですね。


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▲⑨レールのポイント右


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▲⑩レールのポイント左


↑右側に見えるレバーを操作して、列車を左右のレールへと導く仕組みがよくわかりますね。

 旧国鉄士幌線の遺構でも有名なのが「タウシュベツ橋梁」ということで向かいますが


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▲⑪「あれ?通行止め?」
何と、予約のツアー以外では近くには行けなくなってしまっているようです。
川の反対側の展望台からしか見られないとのこと。仕方ないので、展望台へ向かいます。


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▲⑫しかし、展望台への入り口に書かれた言葉は
「タウシュベツ橋梁は川の増水のため、
水面下に入ってしまい観られない」旨
書かれていました。
残念!気を取り直して先へ参りましょう。

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▲⑬しかし、このあたりも真っ直ぐな北海道らしい道が続いて気持ちいい道でありますな~

しばらく走りますと上士幌の町のナイタイ牧場へと到着します。ナイタイ牧場への道も「絶景ロード」として有名なのであります。


14ナイタイ牧場
▲⑭ナイタイ牧場周辺からは、十勝平野を望む大展望が広がります。

 さて、昼近くになってまいりまして腹も減ってまいりました。ここは、十勝平野まで下りて、帯広名物の「十勝豚丼」を頂くことにいたしましょう。

 帯広にはたくさんの「豚丼」の名店がございますが、今回はここに決めました!

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▲⑮十勝豚丼「いっぴん」さんです!


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▲⑯肉大盛りの「特盛豚丼」をチョイスしました。せっかくですからね!


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▲⑰でて来ましたよ~!すごいボリュームです!

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▲⑱豚汁もつけましたがこれもまた美味い!ゆで卵が入っています。


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▲⑲甘辛いタレも絶妙にマッチしておりましたし、炭火で焼いたタレの焦げ目も香ばしく大変おいしい豚丼でありました。
思わずお土産にタレを購入してしまった程であります。


 

 ここ十勝には旧国鉄
広尾線の駅、「愛国駅」と「幸福駅」があります。既に路線は廃線となっておりますが、「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズとともに大変なブームとなった時期があり、硬券の切符がお土産として購入されていました。


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▲⑳「愛国駅」


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▲㉑硬券の切符を模した記念碑


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▲㉒そして、「愛国駅」とセットの「幸福駅」。こちらも国鉄広尾線の駅であったものです。駅名の縁起の良さから乗車券や入場券などで有名になりましたね。廃線後もこうして観光地として整備されているのであります。


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▲㉓お土産を購入しようと、「中札内(なかさつない)美術村」に立ち寄りました。ここはマルセイバターサンドの六花亭が経営している2017年春にオープンしたばかりの「美術村庭園」なのであります。


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▲㉔十勝平野に145,000平方メートルの広大な敷地を構え、美術館やレストランが森の中に点在しています。柏林に囲まれたまくら木の遊歩道などが整備されており、まるでトトロが住んでいるような森の中にある美術館です。


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▲㉕ここで、マルセイバターサンドを購入しようと店員さんにお話を伺うと、品質管理の問題があり、たとえ保冷剤を入れても、「今日明日中に自宅に帰られる方にしかお売りできません」という内容を決して嫌な感じではなく丁寧に説明してくれました。
残念ですが、店員さんの丁寧なご説明に納得して
チルドの郵送にて、自宅へ送ることといたしました。
商品を大切にするしっかりとした社風を感じました。

社員教育もしっかりとしているんだと思います。
なによりも商品への愛を感じる店員さんの対応でした。

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▲㉖このお店限定のポテトチップスも大人気とのこと。可愛い絵柄ですよね。


六花亭ファンクラブでも郵送では購入できないとかで、箱買いをしていくお客さんもいる程でした。米油を使っているとのことでした。思わず私も3袋購入。


 

さて、帰りの船まで時間がありますので、少し足を延ばして「襟裳岬」に向かうことといたします。

 十勝平野から、国道236号を経由して南下して、海沿いの国道336号通称「黄金道路」に出てさらに南下します。


「北の~町では~もぉおおお♪」と森進一の物まねをしながら「襟裳岬」を目指しておりますと右手に見えてくるるのが「フンベの滝」です。


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▲㉗「フンベの滝」

「フンベ」とは、アイヌ語で「鯨の獲れる浜」という意味だそうです。


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▲㉘地下水が崖から湧き出しており、直接道路脇に落下している珍しい滝でとても涼しかったですよ。


 

 襟裳岬に到着しました。歌のテンションもあがります。
 「えりぃいいいいいものぉおおおおおお はるわぁ~ああああああんああああん♪
  なにも~ない~はるですぅうううううう♪」(ありがとうございました。)←声にならない口パクのお礼

 地図を見ていただくとわかりますが、結構尖った岬になっているんですね。

 岬から陸側を振り返るとその様子がよくわかります。

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▲㉙襟裳岬は北海道を象徴する自然地形
日高山脈の最南端が太平洋に向かって南へ突き出した形となっています。
海上にまで岩礁群が伸びているのがわかりますね。


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▲㉚空が高く、北海道の短い夏ももう終わりなんだということがわかります。
 「
今日が北海道最後の日」という気持ちも手伝って
 少しセンチメンタルな気分になりますなぁ。
 センチメンタルジャーニーなのであります。

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▲㉛襟裳岬からは、今晩の船がでる東苫小牧港フェリーターミナルへ
 向かい夕日が輝く海沿いを走ります。綺麗だな~


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▲㉝少し早いですが、
東苫小牧港フェリーターミナルに到着!
(たかちゃんの彼女さんのバイク)
 
 ここでは静岡から来たライダーのたかちゃんに出会い、一緒に出港時間になるまで近くの道の駅「むかわ四季の館」で温泉に浸かり、旅の疲れを癒しました。彼とはまたの再開とキャンプを約束しました。



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▲㉞さようなら北海道!楽しかったよ~ありがと~!


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▲㉟翌日、北海道へと向かう、新日本海フェリーの僚船とすれ違いました。


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▲㊱あちらの船にはこれから上陸する北海道にワクワクのライダー達が乗っているんでしょうね~!

 また行きたいですね~!北海道!!

バイク乗りなら本当に一度は行ってみるベシな北の大地なのであります。

 

 

 

私が名古屋へ帰った数日後に発生した北海道胆振東部地震には本当に驚きました。


私の乗船したフェリーが発着した苫小牧東港は、まさに震源地の厚真町に位置する港です。訪問時に大変親切にして下さり、暖かく交流して下さった住民の皆さんのことを思うと大変心が痛みます。


被災者の皆さんが、一日も早く安心して過ごせることを心より願っております。




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