21カブはどんな景色にも溶け込みます(京都嵯峨野にて)
(写真:細い路地でもどんな景色でも溶け込んでしまうバイク「カブ」)

1 製造開始以来60年以上!世界中で愛されるバイク「スーパーカブ」

バイクと一口に言ってもいろいろな種類がありますが、私の一番好きなバイクは「カブ」という愛称で呼ばれる「スーパーカブ」というバイクです。

そう、あの新聞配達や郵便配達で使われている「働くバイク」です。


 実はこの「カブ」というバイクは、製造が始まって60年以上が経ち、昨年度、累計生産台数が1億台を突破した、世界で一番売れているバイクでもあります。

先日、新型が発売されましたが、基本的なスタイリングや構造は大きく変わっていません。
 
 こんなことからも、発売された当時から極めて完成度が高い工業製品であったことが伺われます。


 「カブ」は今や「世界のホンダ」となった本田技研工業㈱を小さな町工場から「世界のホンダ」にしたといっても過言ではない「世界中で愛されているバイク」なのであります。


 

18生山さんのタイカブ
▲「カブ」と一口に言ってもいろんな種類があります。私の友人が所有する、スタイリッシュなこのバイクも、通称「タイカブ」と呼ばれるタイで生産されている「カブ」なんです。

19京都大原にて
▲私の「リトルカブ」です。かわいい女の子が乗っても足つき性が良いように小さめの14インチタイヤになっていますが、私が乗ると「サーカスの熊」状態になりますので、セミロングシートにしてゆったり乗れるように改造してあります。(京都「大原」にて)

 

2 手のうちにはいるバイク

「カブ」の生みの親、ホンダの創業者「本田宗一郎」はこう言っています。


 「手のうちに入るものをつくれ」


 いろいろな意味に取れる言葉かと思いますが、このバイクと付き合っていると「本当にそうだ」と思える点がたくさんあります。

 

「とにかく丈夫なエンジンとボディ」
 「さまざまなビジネスシーンで活躍するため、
  たくさんの荷物を積載することができる創意工夫」
 「素人でも簡単に修理ができるシンプルな構造」
 「長距離を走ってもお財布が痛まない燃費性能」
  など枚挙に暇がありません。

 

よく言われるのは、お蕎麦屋さんの出前で使うことを考え、ウインカーなどのスイッチ類はすべて右手だけで操作できるようになっており、変速機も左足だけで操作できるようになっています。

お蕎麦屋さんの左手は「おかもち」で塞がっていますからね。


 私もゴミの日には、集積所まで左手でゴミ袋をぶら下げていきますよ。これは他のマニュアルバイクではできない芸当なのです。

 後輪のタイヤ交換も簡単です。

 バイクのタイヤ交換は、タイヤを外さないとできません。
 普通のバイクだとチェーンも外さなくてはならなくなるのですが、「カブ」はチェーン関連部品とタイヤ関連部品が別々で支持されている仕組みになっています。
 そのため、タイヤのみ外すことができるようにもなっているのです。
 こんなところも、「手のうちに入る」工夫が感じられるところです。
 
 「カブ」というバイクの懐の深さにはいつも驚かされます。

20本田宗一郎ものづくり伝承館前にて
浜松市にある「本田宗一郎ものづくり伝承館」にて

 

 

3 生活に溶け込む不思議なバイク「カブ」

旅先に行って、小京都と呼ばれるような古い街並みの細い路地に入って行っても、まったく違和感がないところも「カブ」のいいところです。大型バイクで入って行ったらさすがに「ギョッ」とされてしまいますからね。

 

日常生活に自然に溶け込むバイクなので、ドラマなんかのワンシーンなど、メディアでもよく脇役として登場することがあります。例えば映画「秒速5センチメートル」をご覧になった方は覚えているかもしれませんが、その頑丈さや扱いやすさから、種子島では「カブ」が専ら高校生の通学用バイクとして活躍しています。

また、バラエティ番組「水曜どうでしょう」がお好きな方は、タレントの大泉洋さんとミスターこと鈴井貴之さんによるスーパーカブでの日本縦断の旅を観たことがある方もいるのではないでしょうか。この番組では最後はベトナム縦断まで行ってしまいました。丈夫で軽くて燃費の良い「カブ」だからこそできる旅だったのではないかと思います。

22関宿
▲カブはどんな景色にも溶け込みます(亀山「関宿」にて)

 



4「旅道具」としての「カブ」

私の現在のバイクの運用方法はといいますと、大型バイクとカブの併用をしています。

メインは「カブ」でのツーリングなのですが、仕事もありますし、旅に使える時間も主に週末に集中しているので、どうしても「飛び道具(高速道路)」を使わないと遠くの目的地まではなかなか行けない時もあるからです。

スーパーカブの唯一の弱点は高速道路に乗れない点です。時間さえあれば、そんな弱点は気にならなくなるはずなんですけどね。

私は、基本「旅はのんびりとするもの」と思っております。
 私のバイクに乗る主な目的である「旅道具」としてならば「カブ以上のバイクはない」と思っております。

トコトコとどこまでも走り続けることのできる丈夫で燃費の良い最強の「旅道具」それが「スーパーカブ」なのであります。


06恵那山の黒井沢林道にて
▲カブは走破性も高く林道ツーリングだって可能です。(恵那「黒井沢林道」にて)


 

5 「カブ」の入手方法の裏ワザは自転車屋

「カブ」本体の入手方法ですが、バイク屋で購入する他に、「裏ワザ」として、自転車屋で購入するという方法があります。

これは、本田技研工業㈱がまだ販売店を持たない時代、町の自転車屋さんに「置いてくれ」と頼んだことに端を発します。

パンク修理も自転車の延長で可能ですし、簡単な構造はエンジン屋でない自転車屋さんでも十分対応できるものだったのでしょうね。

いまでもその伝統は続いていて、「カブ」をはじめとする小型バイクを扱う自転車屋さんは少なくありません。ですから、実は安く「中古のカブ」を購入しようと思うと、バイク屋へ行くよりも町の自転車屋さんに相談するというのがてっとり早いんです。

かくいう私も、近くの自転車屋さんで、走行距離4,000㎞と大変程度の良い「リトルカブ」を5万円という価格で入手しました。

バイクという趣味を「あまりお金をかけずに楽しみたい」と思ったら自分の足で探すことも大切ですよね。

カブはこのように入門にも向いてますし、またバイクに乗り続けてきたベテランにも支持されている、とても懐の深いバイクなのであります。


※過去のリトルカブ関連のネタ、中華エンジンについてはコチラにインデックスを張ってあります。

  

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